札幌舞踊会Xmas公演
バレエ「くるみ割り人形」全2幕

2011.12.4 ニトリ文化ホール

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SAPPORO BUYOKAI
NUTCRACKER

 もう一つは照明、レーザービーム光線を駆使して舞台に華やかさと幻想性を加えます。たとえばクリスマスツリーが大きくなる場面では、それにあわせてグリーンの光を舞わせ、大きな効果をあげました。

 さらにユニークなアイディアとしては、12時の時報とともに現れる12名(匹?)のネズミが妙齢のバニーガール風軍団であったり、一幕で踊りを見せるコロンビーヌなど3つの人形は、全く同デザインの小型人形が変身したものであったりと、観客を楽しませながら、実は振付者自身が楽しんでいるような工夫が各所に見られます。

ネズミ:飯田朝世
ネズミの王様:ニコライ・ヴィユウジャーニン
クララ:萩原陽花
 この作品の基本的な構成は、少女クララとくるみ割り人形、そしてグラン・パ・ド・ドゥを踊るお菓子の国の女王(金平糖の精)と王は別の役であること。クララは萩原陽花さん、しっかりした動きをもっています。くるみ割り人形はここの出身でKバレエカンパニーで売り出し中の西野隼人さん、高い技術で見せ場をつくり、喝采をうけました。
くるみ割り人形:西野隼人
ネズミの王様:ニコライ・ヴィユウジャーニン
くるみ割り人形:西野隼人
萩原陽花 &西野隼人
雪の女王:林 香織
雪の王様:遅沢佑介