3of 3 JAPAN BALLET ASSOCIATION Mary Skeaping's Virsion Giselle
酒井は姿態、踊り、演技すべてに高いレベルで安定しており、見事な役づくり。悠々たる雰囲気で、風格さえ感じさせます。ライマーはやや練習不足かサポートは万全とはいえませんでしたが、バランスのとれたスタイル、真摯な演技でしっかり役を果たしました。
全体として、とくに初演版、復元版ということにこだわらずに、スキーピング版として楽しめばよいと思いますし、本日の舞台のできもなかなかのものでした。
2010年3月28日夜所見
舞踊批評家 うらわ・まこと
?音楽/アドルフ・アダン 原振付/ジャン・コラッリ、ジュール・ペロー 復元振付・演出/メアリー・スキーピング 監修/イルムガルド・E・ペリー 振付指導/内海百合(イングリッシュ・ナショナル・バレエ) 芸術監督/薄井憲二 協力/イングリッシュ・ナショナル・バレエ 指揮/渡邊一正 演奏/ロイヤル・メトロポリタン管弦楽団 舞台美術/妹尾河童 衣裳/緒方規矩子 照明/沢田祐二 舞台監督/森岡 肇 バレエ・ミストレス/大塚礼子、堀本美和、江川マヤ 制作担当/高田止戈 著作・制作/(社)日本バレエ協会