創立したのは千田モト、彼女は古典バレエから現代作品、さらに地域性の高い創作作品まで、積極的に活動を続けました。その娘で現在の代表で芸術監督、千田雅子はまず東京バレエ団で活躍、1977年にここで最初の『カルミナ・ブラーナ』を振付、その後、古典とともに島崎徹、金森穣など若く才能ある振付者を起用するなど、極めて活発に創造的な活動を続けてきました。
千田モトは1997年に永眠、代表となった雅子は、その翌年に母の追悼公演として、まったく新しい感覚で『カルミナ・ブラーナ』を再振付し、さらにその翌年99年にはこの作品で東京に進出して文化庁芸術祭に参加、大賞を受賞しているのです。
そして、このたび舞踊会創立70周年を記念し、新たに開館した札幌文化芸術劇場hitaruのオープニングシリーズに参加、『カルミナ・ブラーナ』をさらにいろいろと手をくわえて上演したのです。
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