1of 4 Japan Ballet Association 「La Esmeralda」
バレエ『ラ・エスメラルダ』はジュール・ペローの振付で1844年にロンドンで初演された。原作『ノートルダム・ド・パリ』をヴィクトル・ユゴーが1831年に発表してからわずか13年後、ユゴーが台本を書いたオペラ『ラ・エスメラルダ』の初演から約7年後である。踊りの上手い魅力的なロマの娘と、身体に特色のあるアンチヒーローの組み合わせは、バレエという表現手段と相性が良いのだろう。プティパを含む様々な振付家が本作を手がけており、今回の上演は2009年から2011年までボリショイ・バレエ団で芸術監督を務めたユーリー・ブルラーカによるプロダクションだ。初日を米沢唯と中家正博が、2日目のマチネを川島麻実子と林田翔平が、ソワレを白石あゆ美と橋本直樹が、それぞれエスメラルダとフェブを務めた。2日目のマチネの様子を報告する。