Hiroto’s show KOUNOSU 2018 Spring
くるみ割り人形からの贈り物〜春 バージョン
2018.4.1 鴻巣文化センター・大ホール

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Hiroto’s show
Nutcracker

お菓子の国では金平糖:浅川紫織&王子:遅沢佑介の出迎えを受けて祝宴が始まります。アラビアも普通に始まったのですが、急に“タブー”の曲が流れ始め、ドリフターズのカトちゃんが登場、「ちょっとだけよ」の台詞も懐かしく、客席の子どもたちも大盛り上がりでした。
スペイン:安達 洸&佐藤祐基
チャイナは太極拳の空中乱舞と言えばよいのでしょうか。扇の音が勇ましく響く目まぐるしい展開にどこがシャッターチャンスなのか、汗をかきながらの撮影となりました。
アラビア:金田あゆ子&梶谷拓郎
チャイナ:池内佳奈、池内理紗、平田優花、松本鷹仁、三船 仁
あしぶえ:木村早智、木村優子、中沢恵理子、山口真冬
トレパック:小山 憲
花のワルツ 女王:田中紀礼
みつばち:小畑咲綾、小山智己、田中朱乃
フラワーズは一人ひとりが頭に一輪挿しで登場、それをくるみ割り人形に摘み取られるようなシーンもありました。太陽に全員が顔を向けて終わりましたが、衣裳がオレンジ/緑/黄/ピンクの4種類のチュチュですので、向日葵だけには見えません。そう言えば『♪太陽に向かって咲く花は、誰よりも輝いている』という歌がありました。
王子:遅沢佑介
金平糖:浅川紫織
金平糖:浅川紫織&王子:遅沢佑介さんのグランパ・ド・ドウは圧巻の演技でした。
浅川さんは今秋のKバレエ カンパニー『ロミオとジュリエット』を最後に第一線を退くことを発表しています。

BACK STAGE
大沼真珠

THE DYING SWAN
名取寛人
カーテンコールも盛りだくさん、「BACK STAGE」は楽屋でのメイク風景をユーモラスに描き、「THE DYING SWAN」は言わずとしれた「瀕死の白鳥」です。残念ながらトウシューズのパ・ドゥ・ブレ登場はありませんでした。

振付は舘形比呂ーさんですが、中性的な匂いはなく、駆け抜けてきた人生への誇りを感じました。衣裳こそマシュー・ボーンの「白鳥の湖」に似ていますが、踊っているのは紛れもない坊主頭のオジサン!大地に伏せて死を迎えるのではなく、天上に伸ばした手が静かに膝に落ちる安らかな死、穏やかな微笑みが心に残ります。

ONLY ONE!!
NORIKO、ミキ、ハル、クミ、浦川節子、黒田理加、田村 梓、棟本真瑠、山川友輝 ほか
フィナーレはミュージカル「コーラスライン」の曲を使用。そこで初めて、プログラムに大きく載せていたメッセージの意味に気づきました

「人生はプレゼントでいっぱい....。はやく気がついて!そして受け取ってね 大切な君への贈り物なんだ」

これこそHiroto’s showの大きなテーマなのですね。

写真・文 鈴木紳司

STAFF

構成・演出/名取寛人
ミストレス/林 真衣、三好恵美

舞台監督/川原卓也
照明/ALL・LIGHT・ASSOCIATE 柏倉淳一
音響/フライアウト企画

主催・企画・制作
Hiroto’s show 名取寛人の鴻巣公演を成功させる会